新しい知識を得たいときに僕はYouTubeで解説動画を探していました。
本を読まなくても動画で有用な情報が手に入るのですから重宝されるのも当然で
本を買うのは勿体ないと思っていたのです。
そんな僕が本を買ってまで読もうと思ったのはブログを始めたことがきっかけでした。
ブログは色んな知識が必要で久々に本を買って勉強していたのですが、
どうにも頭に入ってこないんですよね。
それはきっと読書術を知らないからだよ。
本を読むにもテクニックがある事を知り、さっそく本屋に向かった僕が見つけたのが本書になります!
・本選びで簡単すぎた!難しすぎた!という失敗をしたことがある人
・本を読了しても1週間たったら内容を忘れてしまう人
・忙しくて本を読む時間が取れないよ!という人
読み終わるころには、これらの悩みが解決していますよ!
読了した一週間以内に3回のアウトプットをする
著者の樺沢さんが一貫して主張している事ですがアウトプットを読了後
一週間以内に3回アウトプットすると記憶に定着するそうです。
小学生時代に見たアニメや映画って結構おぼえてない?
アニメを見た翌日に学校でともだちと感想を言い合ったりなど経験があると思います。
脳は記憶を忘れるように出来てるのですが「何度も利用される情報」は「重要な情報」とし覚えているのです。
つまり一週間以内に3回アウトプットをすると読んだ本の内容が「重要な情報」と認識されるので記憶に残るという感じです!
気づきを人と共有する【ソーシャル読書術】
3回のアウトプットが記憶に定着させるのに有効という事がわかったと思います。
では一週間に3回も感想を言うのに付き合ってくれる家族や友人がいますか?
僕はいません!
かわいそうに…
そんな人におすすめなのがSNSを使った感想の投稿になります。
僕はTwitterとブログをやっているので
・読了した日に感想をTwitterで発信(1回目)
・本の中で気に入った所を図解にしてTwitterで発信(2回目)
・書評として、このブログ記事にして発信(3回目)
この記事を公開できれば一週間以内に3回のアウトプットに成功したことになります。
ですから感想を聞いてくれる人がいなくてもSNSで発信すれば達成する事が可能なので
最初は怖いかもしれませんがTwitterで本の感想を呟いてみましょう!
今の自分にあった本を読む【守破離読書術】
今回僕がこの本で一番クリティカルヒットだった所です。
気に入ったので図解にしてしまいました。
守破離とは?
守破離とは芸事でよく出てくる考え方です。
何事にも「守」「破」「離」の3つのステージがあり技能のステップアップ方針とも
呼べるものになります。
守破離は千利休が提唱した考え方で
「守破離」とは、伝統の型をまずは徹底的に「守」り、それを相対化しながら研究を深めることで「破」り、その上であらゆる型から「離」れて自在の境地に立つ。
そうして新たな流派が生まれる
というような事を言っていたそうです。
この考え方を今まで持たずに生きてきた自分が恥ずかしかったですね。
今まで何をやるにもまず難しい上級者向けの情報をインプットして理解できないのは自分の頭が良くないからだと落ち込んだりしていました。
基本が出来ていないのだから上級者向けの本なんて理解できるはずがないですよね。
ただ読書術を知りたくて買った本で、こんな知識が手に入るとは思っていなかったです。
これが読書の面白い所だと思います!
自分のステージにあった本を選ぶ
本を選ぶ時に大切なのは自分が「守 破 離」のどのステージなのか把握する事です。
初心者が上級者向けの本を読んでも当然理解できませんし、逆に上級者が初心者向けの本を
読んでも知っている事だらけで時間の無駄ですよね。
初心者は入門書を読んでこそ意義のある読書ができて成長できるのです。
自分のステージに合っていない本を読んでも成長はできません。
下の図解を見てください。
下段が自分のステージに合っていない間違った読み方です。
ある分野を極めようとすると難しい専門的な用語や概念が出てくるものですが、それを理解していない状態で難しい本を読んでも普通に理解ができないと思います。
しかし読了後は難しい本を読んだ!勉強になった!と思えてしまうものです。
これでは有益な知識が載っている本を読んでも「型なし」ですね。
【番外編】型破り、型なしの違い
守破離に紐づいた知識として「型破り、型なし」という言葉があります。
基本の型を持っている人が型を破れば、それは進歩です。
基本の型が無い人が型を破れば、それは基本が出来ていないだけの「型なし」になります。
このように「守」のステージを飛ばしていきなり「破」のステージに飛ぶことは昔から
「良くない事」だと言葉になって残っているのは本当に面白いと思いました!
まとめ
僕はこの本に出会って以下の事が理解できるようになりました。
・自分のステージを把握して自分あった本を読むの大切さ
・自分が成長する為の「守破離」という概念
・アウトプットする事を前提に本を読み、実際にアウトプットする事で記憶に定着する
今回の記事では、本文の内容の一部しか紹介していませんが他にも様々な読書術が紹介
されているので是非お手に取って読んでみてください!